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情報処理技術者試験、受けてきた

まあ、タイトルのまんまということで、情報処理技術者試験(セキュリティスペシャリスト=セスペ)を受けてきた。

セキュリティ系の試験は、今はなき「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)」に合格しているが、セスペは上位互換的な試験(「テクニカルエンジニア(以下略)」と「情報セキュリティアドミニストレータ」を統合したらしい)ということで、資格のアップデートの意味合いで受験。最後に受験したのが「テクニカル(以下同文)」なので、実に9年ぶりの情報処理技術者試験になる。

という訳で、試験開始!

【午前Ⅰ(全30問を50分で解答)】
いわゆる「高度試験」と言われる試験に共通の、「情報処理に関する基礎知識を問う」試験。
平たく言えば、「こんなことも分からん奴が高度試験を受けるのはおこがましいわ」という試験でもある。
とはいうものの、出題範囲はかなり幅広いため、まんべんなく勉強していないとそれなりにキツかったりもする訳だが、午前対策のテキストを1冊やりこめば、足切りライン(60点)に引っかかる程でもないかと。過去問の再出題も結構あるし。

で、問題用紙を開いてみると・・・
 【問1】10進数123を、英字A~Zを用いた26進数で表したものはどれか。(以下略)

・・・・一瞬の後、そっと問題用紙を閉じてしまいました。
いやぁ、私、文系エンジニアなんで、「26進数」という言葉が出てきた時点で拒絶反応が出たというか何というか。ぶっちゃけ、「計算問題ってめんどくさい」という、エンジニアらしからぬ事を言ってみたり。まあ、この問題は単純に123を26で割って、商と余りをそれぞれA(0)~25(Z)に変換すればいいだけなんだが。

気を取り直して試験再開。
幸いというか、計算問題はこれを含めて2問しか出なかったのと、割と過去問や過去問の派生問題が多かった感じで、サクサクと進む。そんなこんなで午前Ⅰ終了。
ちなみに午前Ⅰの得点が60点以上あれば、今回不合格でも2年間は高度試験の午前Ⅰ試験の受験が免除されるという「特典」が付いていたりする。平たく言えば「予選免除」って感じか。最低でも特典だけはもらって帰りたいな、と。

【午前Ⅱ(全25問を40分で解答)】
こっちは受験する試験別に問題が分かれていて、セスペならセキュリティ関連問題の比率が高いといったように、それぞれの分野の知識を問う試験。まあ対象分野の勉強をがっつりやっておけば問題ないレベル。他の分野は知らないけど、セスペに限って言えば過去問の再出題の比率も結構高いし。
で、午前Ⅱは多分大丈夫でしょ、って感じで終了。

ここで昼休み。
予定表では次の試験までは1時間空きがあることになっているけど、試験開始20分前から説明が始まるので、実質的な休憩時間は40分。短いわ!
で、ここからが本番と言っても過言ではない、午後試験に突入・・・

【午後Ⅰ(3問中2問を90分で解答)】
ここからの試験は、ガチで対象分野の知識がないと手も足も出ないレベル。しかもオール記述式(ちなみに午前はすべてマークシート)。実務でセキュリティに関わっている人にとっては、ある意味午前よりは楽かも。そういえば、昔職場の先輩が言ってたな。「新人の内は午前の方が楽(学校を卒業して日が浅いので暗記系の勉強に抵抗が少ない)で、年取ってくると午後の方が楽(実務経験を積んでいるので実務に直結する問題は勉強しなくても何とかなる)」って。
それはさておき、問題用紙に一通り目を通してみる。
今回の出題は、
 問1 Webシステムの開発に関する問題(Webアプリケーションのセキュリティに関する問題)
 問2 DMZ上の機器の情報セキュリティ対策に関する問題(メール配送のセキュリティに関する問題)
 問3 スマートフォンアプリケーションの試験に関する問題(モバイルのセキュリティに関する問題)
で、とりあえず問1に手を付けてみたら・・・なんかめんどくさい・・・
ということで、10分ほどで見切りを付けて問2と問3に集中することに。ここでの10分のロスは結構痛い。そしてこの段階で、結構テンパっていたことは内緒にしておこう、うん。
何だかんだでとりあえず解答欄は全部埋めて(正解しているかは別・・・)、午後Ⅰを終了。
そういえば、昔「テク(以下略)」を受けた時も、午後Ⅰが鬼門だったことを忘れていた。

気を取り直して午後Ⅱへ-

【午後Ⅱ(2問中1問を120分で解答)】
1つの設問を120分かけて解くということで、問題文が半端なく長い。読むだけで疲れるわ、というほどに。
こちらもとりあえず、問題をざっと眺めてみる。
 問1 CSIRT構築とセキュリティ設計に関する問題
 問2 テレワークのセキュリティに関する問題
という出題だったが、問1の「CSIRT」がうんたらかんたらという記述を見て、即断で問2を選択。こういうところで自分の特性というか向き不向きがよく分かる。
選択した問2は、モバイルのセキュリティに関する問題で、問題文をよく読めば言ってることはだいたい分かるレベル。ただし、用語については知らなければまったく分からないのはこの問題に限った話ではないのだが。
こちらは午前Ⅰに比べれば心なしか楽だったような気がする(正解しているかは別・・・正解しているかは別・・・大事なことなので二度言いました)。一通り解答を済ませた時点でまだ時間が半分弱残っていたので、時間ぎりぎりまでとにかく見直す。この試験は午後Ⅱで終わりということもあって、退出可能時間になると早々に退出する人も結構いた。よっぽど自信があるのか、それともあきらめたのか?どっちにしても「もったいないなぁ」と思ってみたり。そんなこんなで試験終了。

情報処理技術者試験は他の多くの資格試験に比べて受験料が安い(今回は5,700円)割に中身が充実していて、それなりに勉強して臨めば結構楽しめる「イベント」だと思っている。あくまでも「ちゃんと勉強して、試験に見合った実力があれば」だけど。でもやっぱり、丸一日頭をフル回転させると、それはそれで疲れる。

ちなみに試験終了後のツイート↓

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ところで、これ、合格発表はいつなんだろう・・・?

【2016.6.17 後日談】
合格してました!
「セキュリティスペシャリスト」試験は次回(2016年秋期)で終了なので、その前に合格できて良かった。